2069、
万葉集以外の「~が~」
古事記、袁牟漏賀多氣(をむろがたけ)
風土記、靈異記、書紀(天智、天武、持統)は皆無。風土記など大量の地形地名があるのに、「~の~」がある程度あるだけで(おおかた「の」も付かない)、「~が~」が全くないというのは不思議だ。古事記にしても1例。少ないと言っても、万葉集などは多い方だったのだ。やはり「が」は、池上氏、浅見氏などが言われたように古いのだろう。「な」「つ」と「の」の中間程度か。古事記にしても、万葉集の人麻呂あたりの表記よりは新しいわけだ。