2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2266

2266、巻2のノ表記地名。淺鹿乃浦(121)、丹生乃河(130)、石見乃海(131)、石見之海(135、138、139)、辛乃埼(135)、渡乃山(135)、屋上乃山(135)、淡海乃海(153)、清御原乃宮(162)、伊勢能國(162、163)、浄之宮(167)、真弓乃岡(167)、…

2265

2265、前回の修正。前回山邊は当時、だいたいヤマノベと読まれたようで、ヤマベと読まれる恐れはなかっただろう。修正後山邊は当時、地名の時は、だいたいヤマノベと読まれたようで(2例しかないが)、ヤマベと読まれる恐れはなかっただろう。ただし地名で…

2264

2264、ノの読み添えをするもの。 耳我(ノ)嶺(25)、耳我(ノ)山(26) 淡海(ノ)國(29)、大津(ノ)宮(29) 泊瀬(ノ)山(45) 住(ノ)吉(65) 山(ノ)邊(81)ノを表記するもの。 天乃香具山(2)、天之香来山(28)、 八間跡能國(2)、 網能…

2263

2263、万葉集の地名の様態(題詞左注等は除く)巻1、天乃香具山(2)、天之香来山(28)、高山(13、14)、青香具山(52) 八間跡能國(2)、倭(29、35、64、70、71、73)、日本(44、52、63) 内(4) 網能浦(5) 兎道(7) 熟田津(8) 岩代(10) 野嶋…

2262

2262、西田悦子、萬葉集短歌の定型の問題 〜 第一句不足音句の訓について 〜、「萬葉」106号、1980年12月これは、万葉集字余りの研究、山口佳紀、塙書房、362頁、2008.05.01を逆に行ったような論文で、山口氏が、字余りから調べていって、定型に読む工夫…

2261

2261、松浦氏論文からの引用。 (五) 「言語のリズム」と「楽曲のリズム」の区分の必要性 詩的リズム論として不可欠な第三の前提は、詩歌における「言語のリズム」(朗読・読書のリズム)と「楽曲のリズム」(歌唱・朗誦・吟詠のリズム)とを、識別・区分する…

2260

2260、字足らずから、歌謡問題に移って、品田、西條、工藤、山口氏等の論文を見てきたが、どうも腑に落ちなかった。そんな中で、詩的リズム論における基礎的な諸問題――日中詩歌の主要定型に即して――、松浦友久、「文学」、1988.6(vol.56)を読んで、これこ…