2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2288、耳我嶺考(継続中)

2288、6、「初期万葉」、阪下圭八、平凡社、1978.5.17、天武天皇の吉野の歌このころになると著名な論文も増えて、阪下氏の引用されたものも多く、氏の文も長くて複雑だ。まず氏の引用されたものは、松田好夫(検討済み)沢瀉久孝(検討済み)・西郷信綱(万…

2287、耳我嶺考(継続中)

2287、4、「萬葉歌人の誕生」澤瀉久孝、平凡社、1956.12.25、所収、「天武天皇御製攷(初出、關西大学「國文學」第九號】)D(みかね)の 「間もおちずわれはぞ戀ふる妹がたゞかに」の「間もおちず」は、「既に「間なきが如」「時じきが如」とある句から直接…

2286、耳我嶺考(継続中)

2286、耳我嶺の歌(25番)で一番人気のある話題は、巻13の類歌との関係である。地名考とは縁が薄いが、やはり一応点検する価値はある。といってもよく知られた論考を理解するだけでも大変な作業だ。25 三吉野之 耳我嶺爾 時無曾 雪者落家留 間無曾 雨者零…

2285、耳我嶺考(継続中)

2285、音訓混用表記の地名というのは、例外的なものだという通念から言うとかなり多かったように思える。耳我というのを「みみガ」、つまり訓音表記の地名とする説を検証するために、ほかの訓音表記をまとめてみる。角太(すみダ)(弁基(春日蔵首老))、…

2284、耳我嶺考(継続中)

2284、巻4、稲日都麻(509)。これは「いなび+つま」であることが明らかで、「稻日」は訓+訓で、有名な地名の印南のこと。「つま」は「端(はし)」という意味の、一種の地形語で、この場合は、島とか州(す)とかいう意味らしい。正字では表しにくいので…

東京、長野、奈良、和歌山の人口

2021年6月東京都、1395,7977人、5079人減。再び減少に。長野県、202,3439人、735人減、世帯数は541増加。奈良県、131,6306人、790人減。世帯数は79増。増えたのは、葛城43、川西5、三宅1、田原本5、曽爾4、明日香2、上牧9、王寺21、広陵27、黒瀧6、上北山2…