2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2294、耳我嶺考(継続中)

2294「その山道を」の「その」について。●註釋、拾穂抄、代匠記、考、略解、攷證、井上新考、講義、全釈、武田全註釈、佐佐木評釈、説明なし。●菊地精考、読者の判断に任せる(要するに説明できないと言うこと)●檜嬬手、美夫君志、折口口訳、次田新講、窪田…

2293、耳我嶺考(継続中)

2293、〔追記、「ただか」について、容貌という意味かと言ったが、「童蒙抄」の「みかね」の注で、「容貌有樣の事に聞ゆ」とあった。〕天武歌で、「耳我嶺に雨や雪がしょっちゅう降るように、しょっちゅう、どの曲がり角も落とさず、思いながらやってきた、…

2292、耳我嶺考(継続中)

2292、17、垣見修司、天武天皇御製歌と巻十三の類歌、萬葉語文研究第3集、和泉書院、2007.6.30これは直接坂本氏の論をうけたものである。坂本信幸氏「…」では、それらの歌群に見られる表現の考察を通して、いくつかの問題が解決し、天武天皇の心情を詠んだ歌…

2291、耳我嶺考(継続中)

2291、(前回の補足、曾倉説は、全注巻一三でも論じられているが、D(みかね)を最初とする説に後退が見られる。坂本説の「直香」の新しさを認めて、一番古いが、一部変形を受けたとする。また、これも坂本説を受けたのか、天武の個人詠も留保している)。16…

2290、耳我嶺考(継続中)

2290、9、耳我の嶺の山道――万葉集二五番歌の構造と背景――、都倉義孝、国文学研究 早稲田大学国文学会 通巻48 1972.10。論点をまとめて、(1)「来」は「来し」と訓むべきか。「来る」と訓むべきか。(2)「其山道」は回想の場面か、眼前の景か。すなわち、詠者…

2289、耳我嶺考(継続中)

2289、8、萬葉集の構造と成立 上 古代和歌史研究1、伊藤博、塙書房、1974.9.30(88.9.20.4p)、第六章 万葉集における歌謡的歌巻、第一節 宮廷歌謡の一様式――巻十三の論――、1960.3初出この論は題名で分かるように巻13の歌の性質を論じたもので、それを宮廷…

東京、長野、奈良、和歌山の人口

2021年7月東京都、1404,9146人、2418人減。長野県、202,2625人、814人減、世帯数は237増。奈良県、131,5605人、701人減。世帯数は85増。増えたのは、高田80、葛城8、平群5、川西4、曽爾4、王寺3、広陵18、上北山1、下北山6の9。和歌山県、91,5720人、662人…