2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2305、そがひ6

2305、そがひ6万葉和歌の浦改訂版、村瀬憲夫、求龍堂、1993,10 第三章 和歌の浦・玉津島の歌これは廣岡氏のより数か月遅いだけで、ほとんど同じ時期の出版である。そこでは、廣岡氏の言うような、雑賀野主語説や、その讃歌性は一言も触れておられず完全に無視…

2304、そがひ5

2304、そがひ5「そがひ」の語義を專論とするものは案外少なく、12の用例に、赤人、家持、池主、大伴坂上郎女、東歌などの興味を引く作品が多いので、それぞれを論じる時に、言及する形態のも多い。それぞれに力点を置くために、その作品の「そがひ」の意味…

2303、そがひ4

2303、そがひ4吉井氏より2年後。紀要に載った程度のもので、ほとんど知られていないと思うが、西宮氏は国語学関係で知られた人だから、語意を見るのに参考になろう。 上代語コトムケ・ソガヒニ攷、西宮一民、皇学館大学紀要・第三十輯、1992.1.1まず最新の…

2302、そがひ3

2302、そがひ3次に移る前に、小野氏のまとめられた年代順配列を引用しておきたい。 文武朝 五〇九 背に見つつ (丹比笠麻呂) 三五八 背に見つつ (山部赤人) 元正~聖武朝 三五七 背向に見ゆる 〈山部赤人) 神亀元年 九一七 背匕に見ゆる (山部赤人) …

2301、そがひ2

2301、そがひ2小野寛『大伴家持研究』笠間叢書145、1980,3,31、「そがひに」考(初出『論集上代文学』第九冊1979,4)この方のも印象に残る。しかも山崎氏の9年後だ。池主の「そがひ」をまず考察している。そこに、土屋私注は、 ソカヒは正面でないことであ…

2300、「そがひ」考

2300、さしあたって、すぐに調べたいものはない。取り敢えず、古く何度か調べたものの中で、なにか新しく考えが出そうなものから一つふり返ってみたい。もういちど徹底的に調べる気もないし、なにもでないかも知れない。その時は消してしまう。 【原文】 山…

東京、長野、近畿の人口

2021年9月東京都、1403,7872人、5367人減、世帯数2403減。長野県、202,1212人、887人減、世帯数58増。大阪府、881,5376人、3310人減、世帯数9減京都府、256,5128人、1513人減、世帯数298減。兵庫県、543,9721人、1554人減、世帯数8減滋賀県、140,9465人、17…