2009、2010、2011、2012、2013
岩浪古典大系風土記より。万葉集古事記もそうだが、読み方は研究者によって違う。これもまた研究者の読んだもの。
常陸風土記
筑波岳(つくはね)、筑波岳(つくはやま3)、筑波岳(つくはのやま2)、筑波山(つくはやま)、筑波之山(つくはのやま)、都久波尼(つくはね2)、筑波峯(つくはね)、小筑波岳(をつくはのやま)、哺時臥之山(くれふしのやま)、谷會山(たにあひやま)、葦穗山(あしほやま)、乎婆頭勢夜麻(をはつせやま)、福慈岳(ふじのやま2)、波太岡(はだのをか)、桑原岳《くわはらのをか》、二所之峯(ふたがみのみね)、賀※[田+比]禮之峯(かびれのみね)、現原之丘(あらはらのをか)、鯨岡(くぢらをか)、鳥見丘(とみのをか)、大櫛之岡(おほくしのをか)、引津根之丘(ひきつねのをか)、鴨野(かもの)、屋形野(やかたの)、小拔野(をぬきの)、波須武之野(はずむのの)、毛野河(けぬがは4)、信筑之川(しづくのかは)、大益河(おほやがは)、無梶河(かぢなしがは2)、粟河(あはかは2)、久慈河(くじがは2)、久慈之河(くじのかは)、玉川(たまがは)、薩都河(さつがは)、枡池(ますのいけ)、椎井池(しひゐのいけ)、栗家池(くりやのいけ)、沼尾池(ぬまをのいけ)、騰波江(とばのあふみ)、榎浦(えのうら2)、乘濱(のりはま)、高松濱(若松濱2)(たかまつのはま(わかまつのはま))、角折濱(つのをれのはま)、安婆之島(あばのしま)、新治洲(にひばりのす)、安是湖(あぜのみなと)、阿多可奈湖(あたかなのみなと)
整理。
「~の~」
筑波之山、哺時臥之山、二所之峯、賀※[田+比]禮之峯、現原之丘、大櫛之岡、引津根之丘、波須武之野、信筑之川、久慈之河、安婆之島(11)
読み添え
筑波岳、小筑波岳、福慈岳、波太岡、桑原岳、鳥見丘、枡池、椎井池、栗家池、沼尾池、騰波江、榎浦、高松濱(若松濱)、角折濱、新治洲、安是湖、阿多可奈湖(16)
「~」
筑波山、谷會山、葦穗山、乎婆頭勢夜麻、筑波峯、鯨岡、鴨野、屋形野、小拔野、毛野河、大益河、無梶河、粟河、久慈河、玉川、薩都河、乘濱(17)
「~の~」がやや多い。「をか」は「の」のつくのが多い。池も多いが、全部読み添え。川は、「の」のつかないのが多い。両形あるのは、「筑波岳」「久慈河」の二つ。筑波岳は表記も読み方もいろいろあり過ぎる。筑波岳と久慈河は、地元では有名だったのだろう。それも含めて全体の傾向は万葉集と同じ。読み添えも多いから、恐らく万葉集の傾向に合わせて読んだのだろう。

昨日の補足

市部の減少率、紀の川(1←3)田辺(2←5)海南(3←1)有田(4←4)御坊(5←6)橋本(6←7)和歌山(7←8)新宮(8←2)岩出(9←9)。順位が大分固定してきた。新宮が大きく下がった。