1918、3289
集成、全釈と同じ。
全訳注、地理説明なし。
全注、剣池は通説通り。清澄池は未詳。高樋説、剣池の言い換え(論究)説を出す。
新全集、全注と同じ。
釈注、剣池は通説通り。清澄池は未詳。
和歌大系、私注とほぼ同じ。
新大系、剣池は通説通り。清澄池は説明せず。
阿蘇全歌講義、全注と同じ。 ただし論究の説を大系の説と勘違いしている。
多田全解、剣池は通説通り。清澄池は未詳。
剣池は書紀等の文献があるからだれも異説は出さない。当然だろう。清澄池は、大和志、大和志料の説など問題にならないのは初めからあきらかだから、最近のはあっさり未詳ですます傾向にある。地理考証はそれでいいとして、歌と地名との関係などはだれも言及しない。