1923、
「~の~」
真神之原、百濟之原(199)、畝火乃山(207)、羽易乃山(210)、引手乃山(212)、狭岑之嶋(220)、作美乃山(221)、三船乃山(242、243)、御船乃山(244)、野坂乃浦(246)、野嶋之埼(250)、野島之前(251)、藤江之浦(252)、藤江能浦(252一本)、可古能嶋(253)、神之埼(265)、勢能山(285、286)
「~が~」
和射見我原(199)、野嶋我埼(250一本)
「の」を読み添えするもの。
羽易山(213)、引出山(215)、三津埼(249)、
微妙なもの
猪養乃岡(203)、飼飯海(256)、武庫乃海(256一本)、勝野原(275)
全部読んでいくのでなかなかはかどらない。「野嶋之埼」が一本で「野嶋我埼」となっているのはちょっと目立つ。「浦」「埼」「島」など海に関するものに「の」の付くのが多いし、その場合、今なら「の」の付かない、「~浦」「~埼」「~島」とあるのが多いが、万葉では、「狭岑嶋」、「野坂浦」、「野嶋埼」「藤江浦」などのように「の」の付かないのは出てきそうにない。