2188~2194

2188、
巻14は、すべて音仮名の「シ」。
巻15もほぼすべて音仮名の「シ」。それが大量に出る。一例だけ、主格の「3580君之由久」があったが、非常に珍しい。
2189、
16-3787、妹之名爾(いもがなに)
16-3788、無耳之(みみなしの) 池
16-3811、君之三言等(きみがみことと)
16-3818、香火屋之下乃(かひやがしたの)
16-3819、草花之末乃(をばながすゑの)
16-3821、坂門等之(さかとらが)
16-3826、意吉麻呂之(おきまろが) 家
16-3835、勝間田之(かつまたの) 池
16-3838、吾妹兒之(わぎもこが) 額
16-3846、法師等之(ほふしらが) 鬚
16-3857、君之情志(きみがこころし)
16-3876、採跡也妹之(つむとやいもが) 御袖
16-3880、机之嶋能(つくえのしまの)
2190、
17-3945、妹之衣袖(いもがころもで)
17-3969、君之心乎(きみがこころを)
2例だけ「が」があるが、他はすべて音仮名。
2191、
巻18は音仮名の「し」だけ。
2192、
19-4163、妹之袖(いもがそで)
19-4212、乎等女等之(をとめらが) 後乃表跡
19-4232、君之挿頭爾(きみがかざしに)
19-4236、妹之手本者(いもがたもとは)
19-4238、君之徃(きみがゆき)
19-4243、伊都久祝之(いつくはふりが) 神言等
19-4246、君之舶(きみがふね)
19-4251、公之事跡乎(きみがことどを)
19-4252、君之家爾(きみがいへに)
19-4289、君之屋戸爾之(きみがやどにし)
巻19は音仮名も多いが、一字一音式でない歌も多いため、「が」、また格助詞の「が」「の」も多い。いつも妹が多いが、ここは「きみ」が多かった。
2193、
巻20は一か所だけ「の」があったが、他は全部「し」の音仮名。やはりよく言われるように巻17以降では巻19は例外。
2194、
「いもが」も「きみが」も今調べたいことではなく、田結之浦の「之」は、「の」「が」のどちらかと言うことを調べたかった。ずいぶん無駄骨を折ってしまった。今日はほかのことに時間を取られてなにもできなかった。